木製玄関のカバー工法。

いつもありがとうございます。

本日は姫路市にて玄関引戸のカバー工法を施工させて頂きました。中古住宅のリノベーション工事に伴う玄関入替工事です。
既設は木製の欄間付きの二枚引き違い戸でした。敷居は石に真鍮レールと言う組み合わせです。
本来の施工方法は既設敷居の上に新しい敷居を乗せて出来た段差に対しては段差緩和材を入れます。
それ以外の三方枠も既設の枠の内側に新しい枠を入れて既設の枠が見える部分は内外の額縁を被せて隠して見えなくする施工方法です。
しかし既設が木製建具の場合、構造の柱がそのまま枠になっている事も多く敷居も外側からの段差、内側からも段差があるいわゆる〝またぎ〟で納まっている事が多いです。
今回はまさにその通りした。しかも両側共壁がある両入隅です。取り合い部が沢山ありますが簡単に納まる現場に比べて燃えてきます。

敷居の段差が更に上がるのはダメという事で敷居ははつらせて頂き新しい敷居はバリアフリー仕様にさせて頂きました。
内側も壁、框等の取り合いがありましたが百戦錬磨の職人さんのスキルで加工して対応。この辺りも場数がモノを言ってくるポイントです。

木製、欄間付、ハツリ有りといつも工法とは違う手順もありましたが無事に夕方で完了です。
引渡し直前の失敗出来ない工事でしたので胸を撫で下ろしました…。

ご用命ありがとうごさいました。
またよろしくお願いします。

リクシル リシェント玄関引戸 51型 オータムブラウン

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